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「埋めない窓は無い」は本当か?日経平均を10年遡って大検証~その1~2019.05.04| コラム 

「窓埋め」という言葉をお聞きになられたことがあると思います。
今回より、「ギャップ後の窓埋め」について日経平均の傾向を検証していきます。

まず、「窓埋め」とは何かを簡単に説明します。下図をご覧ください。

黄色矢印の部分を見ると、ローソク足とローソク足の間に値を付けていない価格帯があります。
これは「窓」(ギャップ)と呼ばれます。
その後、値をつけてた最後の価格まで戻ったとき、これを「窓埋め」といいます。

窓埋めのターゲットとなる価格は、直近終値であることから重要な節目となり、
レジスタンス、サポートラインと考えられることが多いこと。
そして「窓埋め」というチャートリーディングが一般的になっていることから、
窓埋めは多くの市場参加者が注目され、
多くの金融市場で短期売買から長期のトレードにも幅広く使われています。

図のチャートでは、窓を開けてから3本目に「窓埋め」をして、再度上昇に転じています。

 

※「窓埋め」には2つの考え方があります

窓が埋まる位置を前のローソク足の「終値」とする場合と、
ギャップアップなら「高値」
ギャップダウンなら「安値」とする場合があります。
考え方の違いで、どちらが正しい、間違いというものではありません。以降は前者の考え方で話を進めます。

 

相場には「埋めない窓ははい」という格言があります。

多くのチャートを見れば
埋めない窓は当然ながら存在します。
しかし、そう言い切るほど、「窓を開けると埋める傾向が高い」ということが
先人の知恵だったのでしょう。

 

日経平均では午前9時に寄付き、午後15時に引けますので、毎営業日窓が開きます。

その窓はどのくらいの確率で埋めるのかを、次回から、
過去10年のデータを使って検証してみましょう。

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