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日経225先物、知っていますか?証拠金には2種類あります2019.06.10| コラム
証拠金について
証券会社が定める証拠金は大きく分けて
「2種類」あると考えてください。
1枚あたり、証拠金がいくら必要なのか、という「必要証拠金」と、
この水準を割ってしまうと、「追証」という「維持証拠金」です。
まず、維持証拠金から見ていきます。
維持証拠金 = プライススキャンレンジ
です。
プライススキャンレンジというのは、
現在は日本証券クリアリング機構が、
過去の一定期間の値動き、ボラティリティ等によって、算出した数値です。
計算は複雑なため、割愛します。
昔は簡単な計算だったんですが(汗
今週は66万
来週は60万
1枚取引するのに必要です。(ラージ基準)
原則、1週間毎に算出され、3の倍数になります。
ミニはこの10分の1です。
維持証拠金ギリギリでトレードする人も実際多いです。
証券会社はこの数値をそのまま建玉可能額の
限界としておくと、追証になる人続出します。
維持証拠金に相場状況等に応じて「掛け目」をつけ、
上乗せされた証拠金でないと注文できないように
定めている証券会社が殆どです。
必要証拠金 = プライススキャンレンジ × 証券会社の掛け目
この、「掛け目」は、1.2倍だったり、1.5倍だったり、
相場の状況や証券会社によって基準が変わります。
この必要証拠金が枯渇すると、
建玉を返済しないと新規注文ができなくなります。
とはいえ、そのようなカツカツ状態になっている人は
「資金管理」的に黄色信号です。
「必要証拠金」を割り込んでも追証にはなりません。
(証券会社によっては、追証としている会社もあるかもしれませんが)
信用取引でいうところの、
「保証金率」、「維持率」と同意義です。
実際にトレードするにあたり、
「証拠金」を基準にして、
何枚取引するかを定めることもできますが、
それよりも自身のトレードのパフォーマンスから、
取引枚数を定め、資金が増えるにつれ、トレード枚数を増やす。
いわゆる「複利運用」を推奨しています。