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Sell In May(セル・イン・メイ)は本当??2019.05.19| コラム
Sell in May(セル・イン・メイ)という言葉を聞かれたことがありませんか?
ウォール街の相場格言の一つで、正確には「Sell in May, and go away; don't come back until St.Leger day. 」と続きます。
「5月に株を売って、St.Leger day(9月第2土曜日)まで相場から離れた方が良い」、と示唆するものです。
「Sell in May」という英語は「5月に売れ!」という意味ですが、
これは「6月以降9月までは調整期に入りやすい」というアノマリーが由縁です。
明確な根拠は特にないとされていますが、
一応の根拠として、
5月からヘッジファンドなどの決算が集中し、季節要因から米国の経済指標が弱く出やすく…
また夏場は休暇を取る投資家が多くなり、相場が閑散しやすいことなど、が挙げられます。
そしてウォール街の格言は、果たして日本にも当てはまっているのでしょうか?
1984年以降の月別上昇回数で確認してみますと、各月31回から32回あるが、月別の上昇回数を見てみると、
7~9月の3ヶ月間は明らかに上昇回数が少ない傾向にありました。
昨今、日本や欧州など先進国の株式市場は、米国の株式市場と連動する(外国人の売りが波及する)傾向があります。
5月は相場の転換点になることもあるので、売買のタイミングとして注意した方がよいかもしれません。
5月の後半戦も、頑張っていきましょう!