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SQ値って何?2019.05.26| コラム
「先物取引」をそもそも振り返ると、 特定の商品(日経平均株価指数)を、 将来の決められた日(期日)に、 あらかじめ決められた価格で 受渡し(取引)することを、 売手と買手の間で約束(約定)する取引です。 この、将来の決められた日(期日)が、 SQ(特別清算数値)値、 SQ日になります。 日経225先物miniの場合、 期日は毎月第二金曜日です。 その前日を取引最終日といい、 日中の引けまで取引できます。 ポジションを持ち越すと、 その建玉は、SQ日の日中引けに、 SQ値で強制決済されます。 SQ値はどのように決まるかというと、 SQ日の日経平均構成銘柄225種の、 「寄付き値」によって決まります。 SQ日の日経平均の「始値」ではありません。
この違いは何かというと、
日経平均の始値は
9時00分15秒に決まります。
(日経平均は15秒間隔で算出されており)
それまでに寄り付いていない
日経平均構成銘柄は、
「気配値」が使われます。
ですので、
15秒までに寄り付いていない銘柄分、
SQ値とのギャップが生じます。
日経平均や先物でも
タッチしていない価格が
「SQ値」になることがあります。
「幻のSQ」と呼ばれています。
さて、この「SQ値」ですが、
その後の相場で、
意識されやすい価格になります。
SQで清算された、表に出ない「出来高」が
多く存在することが、一つの要因です。
SQ値は、
チャートには強めに
ホリゾンタルラインを引いておきましょう。