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日経先物取引、「売りから入る」の謎2019.06.12| コラム 

現物株式と比べ、
日経225の取引の特徴として「売りから入る」ことができるのが1つのメリットです。

なんで何にも無いのに「売れるのか」
というところが、先物取引を「解り難く」しています。
きっとみなさんも始めは思ったでしょう。

先物は文字通り先の物、
将来ある商品の値段が上がるか、下がるかを予測し、
決済時の時価によって、差金取引となります。
要は「これから上がる予想券」「これから下がる予想券
を1枚、2枚と取引しているのです。

日経225だと、

「日経平均が上がると思う」券と
「日経平均が下がると思う」券。

その「予想券」は、証券会社にネットから注文すれば、
リアルタイム1枚約7万で手に入ります。(ミニの場合)
さてその取引相手ですが、
証券会社でも、取引所でもなく、
同一値段で逆の「予想券」がほしい人です。
解りやすくするため、日経225の
取引参加者が2名しかいないとします。

その予約券には、必ずその時の時価が記載されており、

例えば現在日経平均の時価が20000円とすると、

20000円より

「日経が上がると思う」人が「上がる券」がほしく、
「日経が下がると思う」人が「下がる券」がほしい。

その時、相対取引で両券が電子的に取引所で発行され、
20000円の上がる予想券と、
20000円の下がる予想券が出来上がります。

さてこの「予想券」、
先物の取引期日(予想券の執行日)に、
日経平均が20500円になっていたら、
「上がる予想券」を持っている人は予想的中。
差額の500円分が予想的中金として手に入るが、

それを支払うのは、
「下がる予想券」を持っている人です。
予想が外れた分だけ、的中者に支払われます。
逆に19500円になっていれば、
「下がる予想券」を持っている人が、

差額の500円分が予想的中金として手に入る。
支払うのは「上がる予想券」を持っている人になります。
また、日経225は市場参加者の
損益を合算すると、「ゼロ」になります。

一般的に「ゼロサム」と呼ばれます。

このような金銭のやり取り(差金決済取引)が、
証券会社、取引所を通じて行われています。
この予約券は期日まで持たなくても、

取引時間にその時の時価で日経平均で決済できます。
市場流通性が高く、常にその時価で上がると予想する人、
下がると予想する人がいるからです。
全国何万もの個人、集団トレーダーが入り乱れて
日経平均の予想合戦が行われ、

日経平均の金額にして、1日数兆円もの取引がされています。

これが日経225です。
話がそれましたが、
この「下がる予想券」を手に入れることを

売りから入る」と言いいます。

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