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[資金管理2]2種類存在する証拠金2019.07.26| コラム 

今日は証拠金についてです。

証券会社が定める証拠金は大きく分けて「2種類」あると考えてください。

 

1枚あたり、証拠金がいくら必要なのか、という「必要証拠金」と、この水準を割ってしまうと、「追証」という「維持証拠金」です。

 

まず、維持証拠金から見ていきます。

維持証拠金とは・・・?

 

維持証拠金 = プライス・スキャンレンジ

です。

 

プライス・スキャンレンジというのは、現在は日本証券クリアリング機構が、過去の一定期間の値動き、ボラティリティ等によって、算出した数値です。

計算は複雑なため、割愛します。昔は簡単な計算だったんですが(汗

先週は69万

今週は66万

1枚取引するのに必要です。(ラージ基準)

 

原則、1週間毎に算出され、3の倍数になります。ミニはこの10分の1です。

維持証拠金ギリギリでトレードする人も実際のところは多いです。

 

証券会社はこの数値をそのまま建玉可能額の限界としておくと、追証になる人が続出します。

なので維持証拠金に相場状況等に応じて「掛け目」をつけ、上乗せされた証拠金でないと注文できないように定めている証券会社が殆どです。

必要証拠金 = プライススキャンレンジ × 証券会社の掛け目

 

この、「掛け目」は、1.2倍だったり、1.5倍だったり、相場の状況や証券会社によって基準が変わります。

この必要証拠金が枯渇すると、建玉を返済しないと新規注文ができなくなります。

 

とはいえ、そのようなカツカツ状態になっている人は「資金管理」的に黄色信号です。

「必要証拠金」を割り込んでも追証にはなりません。(証券会社によっては、追証としている会社もあるかもしれませんが)

信用取引でいうところの、「保証金率」、「維持率」と同意義です。

 

実際にトレードするにあたり、「証拠金」を基準にして、何枚取引するかを定めることもできますが、それよりも自身のトレードのパフォーマンスから、取引枚数を定め、資金が増えるにつれ、トレード枚数を増やす。いわゆる「複利運用」をラクトレでは推奨しています。

 

のちのち具体的な「資金管理」についてもこの連載で触れていきたいと思います。

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