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戦略を選ぶ大事なポイント2 パフォーマンス指標の見方2019.07.02| コラム 

トレードの成績を評価する為には、パフォーマンス指標(統計指標)を使います。
よく使用される指標を順番に説明していきます。

 

①集計期間
トレードのパフォーマンスを集計した集計です。

②フォワード期間
フォワードというのは、その戦略を構築し、
実際に運用をした期間です。
そうでないものは、戦略を作る為に検証したバックテストの
データになります。フォワード期間が長いほど、その戦略の
成績は信頼の高いものになります。

③総収益
戦略の通りに日経225ミニで取引した時の利益、
または損失の金額です。

④取引回数
集計期間で取引した回数です。

⑤勝率
勝率:トレードの勝つ確率(勝ち数÷トレード回数)
引き分け(同値撤退)を勝ちか負けに含める場合と、
含めない場合あります。
実際のトレードでは、手数料などが掛る為、
損益でみると「負け」になりますが、
ロジックとは関係無い要素で「負け」と判定してしまうと
売買手法のパフォーマンスを正確に測定できない為、
基本的には引き分けは含めず、損益に手数料は含めません。

ただし、裁定取引型の売買手法では「手数料」は
無視できない数字になるので、入れるケースが多くなります。

⑥期待値
期待値というのを平たくいいますと、「勝ち負けに関係なく、
1回トレードをする度に、どれくらいの利益が見込めるか」
というのを計算した値です。

期待値が27.43%だとすると、100円投資すれば、
それが127.43円になる期待ができるということです。
プロフィットファクターと意味合いは似ています。

⑦ペイオフレシオ(POR)
別名リスクリワードレシオとも言われます。
これは勝ちトレードの平均額 ÷ 負けトレードの平均額(絶対値)
です。

例えば4回トレードして、+60円、-50円、-30円、+80円
合計60円のプラスになった場合、
70(平均利益)÷ 40(平均損失)=1.75
がプペイオフレシオです。

+30円、-60円、+40円、+50円、
合計60円のプラスになった場合、
40円(平均利益)÷ 60円(平均損失) = 0.67
がペイオフレシオです。

ペイオフレシオが高いと1回毎トレードで損失の割合が少なく、
低いと、1回毎のトレードでは損失する場合、
大きく負けることになります。

ペイオフレシオは高い方がパフォーマンスが
良いとは一概には言えません。

勝率20%でペイオフレシオ2 と、
勝率50%でペイオフレシオ1.2

では、後者の方が圧倒的に収支は良いのです。
ペイオフレシオでの収益の良し悪しを測るには、
勝率と合わせて見る必要があります。

⑧プロフィットファクター(PF)
勝ちトレードの合計額を負けトレードの
合計額(絶対値)で割った値です。

例えば3回トレードして、+70円、-40円、+70円
合計100円のプラスになった場合、
140円÷ 40円 = 3.5がプロフィットファクターです。

同じ合計100円でも、+240円、-400円、+260円で
合計100円のプラスになった場合だと、
500円 ÷ 400円 =1.25です。

つまりプロフィットファクターが高いほど、ロスが少なく、
効率よく資金を増やしている。
トレードのストレスが無い優秀な戦略と考えます。
プロフィットファクター「1」が損益分岐点です。
1以下になると、そのトレードの累計損益はマイナス収支です。

⑨ドローダウン(最大ドローダウン)
任意のトレード期間における、損益のピークからボトムの
マイナス収支幅、下落率を指します。
例えば100万円の資金からスタートし、資金が105万円になり、
その後95万まで落ち込み、今現在103万円だとすると、
ドローダウンは資金のピーク、105万から資金のボトムである
95万を差し引いた、10万円がドローダウンになります。

このドローダウンは、どれだけその戦略に「リスク」があるのかを
示す指標として大変重要なパフォーマンス指標の一つです。
その戦略の過去最大のドローダウンを『最大ドローダウン』といい、
システムトレード、売買ロジックを運用するにあたり、
リスクの基準とする指標としてよく利用されます。

これらの指標の見方は以上の通りです。
戦略を運用するトレーダーは「パフォーマンス指標」によって
使う戦略と資金量を決定する判断材料として不可欠なものです。